こんにちは!佳琳です。
松屋銀座で2022年12月7日〜12月25日に開催された「ナガノ展~ちいかわ、ナガノのくま、ナガノ作品の原画が大集合!~」を訪問したので、会場の様子や感想を写真と共にレポートします。
特にちいかわ作品の展示や作者による解説コメントが多く、ナガノ氏の裏話エピソードによって明かされた驚愕の事実がいくつもありました!
ちいかわファンの方は必見です!
ナガノ展について
Twitterで話題のイラストレーター、ナガノ氏による原画や資料が一堂に会する展示です。
ナガノ氏の代表作品『ちいかわ』『ナガノのくま』『MOGUMOGU 食べ歩きくま』『もぐらコロッケ』などの原画や、ラフ原稿、下描きスケッチなどの資料が展示されます。
作品の世界に入り込めるフォトスポットや仕掛けがあり、ナガノワールドを体感できます。
🎨ナガノ展🎨
明日12月7日(水)より松屋銀座にて
『#ナガノ展』が開催になります!#ナガノのくま、#ちいかわ などの貴重な原画を多数展示🖼
フォトスポットもご用意しています📸🔍グッズについてはこちらhttps://t.co/HPh6MDEy6h
※入場はご予約制となります pic.twitter.com/sLy2m24GcV— ナガノグッズ公式 (@ngngoods_kouhou) December 6, 2022
会場入口
開催場所は、松屋銀座8階のイベントスペース。抽選による完全予約制で、当選後コンビニで発券するチケットの中に、当日の集合時間が20分単位で指定されています。
再入場不可かつ展示内容が多いので、ハチワレの言う通り、先にトイレを済ませた方がベターです。
鎧さん、オデ、マレーグマがお出迎えするゲートをくぐって、展示が始まります。わくわく。
会場内の展示は、一部を除きほぼ全て写真撮影OKです。ナガノ先生太っ腹!
展示構成
作品別に、大きく3つのパートに分けられています。
- 第1章 ちいかわと仲間たち
- 第2章 くまの食べ歩き
- 第3章 くまと仲間たち
原画のそこかしこにナガノ氏による解説コメントや裏話のメモが添えられていて見応えあり!
ナガノ作品のキャラたちと一緒に記念撮影できるフォトスポットも、会場内数カ所あります。
とにかくボリュームがある展示で、会場に飾られている全ての原画・スケッチ・オブジェを撮影したら450枚以上にもなりました…
特に印象的だった箇所を、ちいかわパートを中心にピックアップしてご紹介します!
※以下、ネタバレありのため、今後来場予定の方は注意していただき、ご了承の上閲覧してください。
ちいかわの展示&驚愕の事実5つ
ちいかわパートの展示は特に膨大だったので、キャラごとに整理・分類されています。
以下、ちいかわパートの展示で知った驚愕の事実を5つご紹介します!(ネタバレ注意)
ちいかわ達のキャラ名の原案に驚愕!
…なぜ家具or雑貨店なのか笑
うさぎが「鈍器」と名付けられるのも分かる気がする…けど、今の名前で本当によかった!ナガノ先生に感謝!
ハチワレは猫ではないことに驚愕!
毛玉を吐く描写もあるのに、猫じゃないことに驚き…
— ちいかわ💫アニメ金曜 (@ngnchiikawa) June 23, 2020
ハチワレのキャラデザ原案では、眉間のシワとヒゲが描き込まれていて、今よりさらに猫っぽい…!
猫型の生き物…ってコト?!
下書きなしでペン入れしているナガノ氏に驚愕!
来場前「ちいかわってデジタル絵じゃないの?原画展って何を展示するんだろう…」と私は思っていました。
実は、ペン入れした紙をスキャンして、Photoshopで色塗りする方法で描かれているそうです。
描き間違えた線もパソコンに取り込めば修正できるので、紙には下書きはしないそう。
実際に1ページのマンガが完成するまでの、手順を解説した動画が会場内で放映されていました。(こちらは撮影不可)
原画には、本番では採用されなかったセリフやイラストが残っており、本編とはまた違った趣きです。
ちいかわカフェのメニュー再現度の高さに驚愕!
ちいかわ飯店などのカフェで提供されたメニューは、ナガノ氏が案を出しているようです。鉛筆描きのラフ画がいくつか展示されていました。
実はちいかわ飯店に行ったことがあるので、カフェメニュー案のイラストと、実際にお店で提供されたお料理の写真を比べてみました!
どれも再現度の高く、カフェメニューにも作者のこだわりが細かく反映されていて驚きました!
たすけて!アリジゴクパフェ
メニュー名が「喜びのパフェ」から「たすけて!アリジゴクパフェ」に変更されているのが気になる…
実際の「たすけて!アリジゴクパフェ」は、クッキーとコーンフレークで砂地を表現。下はティラミスになっていました。
「ヤダー!」のピックも、原案よりだいぶ大きくなっていてインパクト大!
郎(シーサー盛り付け)
「値段は同じでよりジャンクにしたい、舌が痺れるくらい」という指示に凄みを感じる…
箸袋やPOPデザインにもナガノ先生のこだわりが散りばめられています。
実際の「郎」は、本家顔負けのクオリティとボリューム!鎧さんとシーサーに見守られながら頂きます。
大ぶりの豚肉がジューシーで食べ応えあり&野菜マシマシで、美味しかったです。めっちゃジャンク!
とある日のプリズンプレート
「見た目汚い」スープが気になります。
実際のプリズンプレートはフライドチキンが添えられて、作中のプリズンプレートより豪華でした笑
ご飯の中には、ミートボールが入っています。ちなみに、ちいかわのお顔のシートも食べられました。
例のスープは、スパイスが効いていて、今まで食べたことのない不思議な味が。全体的にメキシコ料理っぽさがありました。
幻の未公開エピソードに驚愕!
ボツになった下書き原稿も、惜しげもなく公開されています。ここでは、未公開マンガに添えられていたナガノ先生のメモをご紹介します。
ちいかわがループ阻止を諦めて微笑んだシーンでも心がギュッと掴まれたのに、ループを受け入れるページ案があったことに驚き!
本編では、ちいかわがループを受け入れられなかったからこそ打開策を見つけられたので、受け入れて楽しむストーリーが採用されていたら全然別の話になってしまいそうですね…
実際のシーンでは急いで逃げ出していつの間にか囚人服を脱いでいましたが、服を丁寧に畳む幻のシーンがあったとは…
確かに、うさぎは服を畳まなそう。さすが着眼点が独特なナガノ先生。
鎧さんに作ってもらったパジャマは、おしゃれ着にも防寒着にもなる!汎用性高い!
あのシーンの裏側、ハチワレ・うさぎはこんな姿になっていたのか…!
今回ご紹介したもの以外にも、未公開エピソードがいくつも展示されていました!ぜひ、実際に会場に足を運んで、生で見てもらいたいです!
その他の展示
展示のボリュームは、『ちいかわ』とその他作品で1:1くらいでした。ここからはちいかわ以外のナガノ作品をご紹介します。
くまの食べ歩き
『MOGUMOGU 食べ歩きくま』『くまのむちゃうま日記』に収録された食マンガが展示されているパートです。
MOGUMOGU 食べ歩きくま
MOGUくまは、ペン入れ・色塗りが全て手書きされたアナログ画。
お料理のイラストたちが、今にも湯気が漂ってきそうな温度感で、とても美味しそうでした。
個人的には、台湾旅行のエッセイマンガが印象的でした。十分、九份どちらも行ったことがありますが、ナガノ先生のマンガを通して思い出すと、楽しかった記憶がありありとよみがえりました。
コロナ禍で長らく海外に行っていないけど「そろそろどこかにお出かけしたい」と旅行欲が掻き立てられました!
くまのむちゃうま日記
『くまのむちゃうま日記』はお料理マンガかと思いきや、「買った方が早インパラ」に屈して序盤の時点で自炊を放棄しています。
早インパラ…凶悪すぎる笑
コンビニ弁当やインスタント麺、ファーストフードなど、ジャンクな食べ物ばかり紹介されるので、深夜に読んだらお腹が空きそう…!
くまと仲間たち
こちらの展示パートに足を踏み入れたら、壁一面に埋め込まれた大量のもぐらコロッケのオブジェにお出迎えされて、びっくりしました!
集合体恐怖症の人は卒倒するんじゃなかろうか…?圧がすごいです。
一体ごとに性格や特徴があり、個性がぶつかり合うことでストーリーが展開します。
その他、パグさん、ユニコーン&バイコーン、マレーグマ、チュパカブラ、キョンシー、もちきんちゃくなど、個性的なキャラたちが紹介されていました。
フォトスポット
会場内のあちこちにナガノワールドに入り込めるフォットスポットがあったので、ご紹介します。
郎
ちいかわ世界で人気のラーメン屋「郎」の店内を再現したフォトスポット。
「夜ステーキあります」の貼り紙や券売機の背景など、芸が細かい…!
「締めのステーキ」も沖縄の文化ですよね。さすがスーパーアルバイター、シーサー!
— ちいかわ💫アニメ金曜 (@ngnchiikawa) August 29, 2021
あのこ
郎のフォトスポットの近くに、2メートル近いあのこが鎮座しています。
もふもふで、まさに「でかかわ」!
横から見るとこんな感じ。
あのこを見ていると、以前ベルセルク展で見た巨大ゾッド像を彷彿とさせられました…照明の効果なのか、大きさ以上に迫力がすごい。
蛇の置物
目が光る!睨まれたら石になっちゃう!ピンチ!
— ちいかわ💫アニメ金曜 (@ngnchiikawa) August 24, 2022
蛇の置物の側に、謎のピンクの石が展示されていました…えぐい。
くまとパグさん
ベンチでくまとパグさんの間に座って記念撮影できます。さりげないもぐコロも可愛い!
鎧さん
展示出口では、鎧さんから報酬をもらえます。
報酬カードはこんな感じ。裏面には、もしもシリーズのイラストが描かれています。
展示の最後まで来場者を喜ばせる、サービス精神旺盛なナガノ先生に感動しました!
終わりに
展示量が膨大で見応えがあり、一周するのに私は2時間かかりました。展示を見終わったあとも、物販やガチャポンコーナーがあるので、あと+1時間見た方が良いかもしれません。
松屋会場の終了後は、大阪、札幌、京都、仙台、名古屋など全国を巡回予定とのことです。
作品の世界を満喫でき、ナガノファンなら楽しめること間違いなし!機会があればぜひ足を運んで頂ければ幸いです。