こんにちは!佳琳です。
2023年8月中旬に発熱があり、熱が下がったと同時に嗅覚・味覚障害を発症しました。
味覚障害中の食事はまさに味気なく、かなり苦痛でした…
今回は、味覚障害でも美味しく食べられた物や、逆に食べにくかった物をご紹介します。
コロナ後遺症の嗅覚・味覚障害に苦しんでいる方に、少しでも参考になれば幸いです!
【ポン酢が神】味覚障害でも美味しく食べられる物5選
私が体験した嗅覚・味覚障害の症状は、食べ物の香りは薄く感じ取れるがほとんど味がしないというものでした。
※人によっては、口の中が常に甘い/苦いというタイプの味覚障害もあるようです。
食べ物の喉越し・食感や温度はいつも通り感じるにも関わらず、咀嚼した時に味がしないので不思議な感覚でした。
加えて、一部の食べ物には普段と異なる風味を感じました…
例えば塩を舐めると、しょっぱさが平常時より弱い一方、いつもは感じない苦味やエグみがありました。
そんな味覚障害でも、野菜や果物の旨みは比較的感じ取れました!
色々な食べ物を試した上で、味覚障害中に美味しく感じた食材はこちらの5つです。
味覚障害でも食べやすい物
- ポン酢
- トマト
- バナナ
- ゼリー
- チョコレート
全体的にさっぱりとした食事になります。以下、一つずつご紹介します。
ポン酢
つらい味覚障害の期間中、一番美味しく感じたのはポン酢でした!
柑橘の風味と酢の酸味、醤油の風味や旨みまで感じ取れて、感動するほど美味しかったです。
醤油ではなくポン酢というのがポイントです。
※醤油も試してみましたが、普段と違った風味があり、違和感であまり食が進みませんでした…
ポン酢が合う料理も美味しく食べられるので、味覚障害における万能調味料として重宝しました。
ポン酢を使ったメニューの中でも、特に餃子が感動する美味しさでした!
ニンニクや生姜の香り、野菜の旨みは味覚障害でも感じ取りやすく、ポン酢との相乗効果でより美味しく感じます。
肉と野菜、炭水化物をバランスよくとれる餃子は、療養中の体力回復にもおすすめです!
トマト
ポン酢に次いで美味しく感じた食材は、トマトです。
味覚障害中は、トマト特有の生臭さが消えるので普段より食べやすかったです。
生トマトだけでなく、トマト味の料理やソースも美味しく感じます。
私は家にストックしてあった「トマトとひよこ豆のオートミールリゾット」をよく食べました。
1/2日分の食物繊維、カルシウム、鉄分を美味しく手軽にとれるので、療養中のお食事におすすめです!
\レンジで加熱後、袋から直接食べられるので便利/
バナナ
バナナ自体はうっすら甘いor味がしなかったのですが、口に近づけた時に漂うバナナの香りだけで美味しく食べられました。
あまり噛まずに飲み込める所もポイントが高いです。主食のように、たくさん食べられます。
フルーツ全般は美味しく感じますが、バナナのように食感が柔らかい果物の方が食べやすかったです。
ゼリー
ひんやりとした食感と喉越しを楽しめるゼリーは、味覚障害中でもスルスル食べられます。
ちなみにゼリーとプリンを食べ比べてみたところ、ゼリーの方が圧倒的に美味しく感じました。
ゼリーのツルンとした食感の方がプリンのとろとろ感より心地よく感じるのと、プリンの良さである卵や牛乳のコクが味覚障害で分からなくなるからだと思いました。
様々なフルーツの風味を楽しめるゼリーは、飽きずに食べ続けられるのでありがたかったです。
チョコレート
甘さ・苦味が混じり合うチョコレートの濃厚な味わいは味覚障害中でも健在です。
味覚障害では、動物性の脂を受け付けなくなりますが、チョコレートの油分はコクとして感じられます。
バナナと一緒に食べると美味しいです。チョコバナナは味覚障害中も定番メニューでした笑
【脂っこい物NG】味覚障害中に避けたい食べ物3選
私が味覚障害中に試してみて、苦手に感じた食べ物も3つご紹介します。
味覚障害中に避けたい物
- 脂っこい物
- 咀嚼しづらい物
- 辛すぎる物
全般的に、動物性の食材や刺激が強い食べ物、硬い物を受け付けなくなります。以下、一つずつご説明します。
脂っこい物
私が体験した味覚障害では、様々な味の中でも特に動物性の旨みが感じ取れないものでした。
お肉は無味の塊、だし汁は何となく生臭いお湯にしか感じませんでした。
一方で、脂身の食感やこってり感、くどさは口に残り不快でした。
また、味覚障害中は熱い物より常温・冷たい物の方が食べやすいので、熱々に調理されることが多いお肉は更に食べづらく感じます。
脂っこい料理は体調回復後のお楽しみに取っておいて、味覚障害の間は避けるのがベターです。
咀嚼しづらい物
食べ物の味を楽しめるからこそ噛み続けられますが、無味の物を咀嚼するのはかなり苦痛です。
硬い物や一口が大きい物は食べにくく、食が進みません…歯応えがある太めの麺類もつらいです。
一方で味がしない分、食感や喉越しに敏感になります。
大ぶりの肉の繊維質や、卵の白身のブニブニした弾力、加熱した黄身のざらっとした感触は、気持ち悪くなりました…
これらの食材を全て含むメニューがラーメンです。
スープの脂と相まって、個人的には味覚障害時に食べたくない物No.1でした。
ラーメンは健康な時に食べる料理だと痛感しました…!
辛すぎる物
味覚障害でも辛さはいつも通り感じられます。
辛さは味覚ではなく痛覚だとよく分かりました。
味覚障害中の食事で辛みはアクセントになりますが、平常時より刺激を強く感じるので要注意です。
辛い物好きの私でも、七味唐辛子を少し振りかけただけで舌が痛くなってむせました。
辛みはスパイス程度に楽しんで、味覚障害を乗り切りましょう!
【筆者は2週間で治りました】終わりに
最後に、私が嗅覚・味覚障害から回復した経過をお伝えします。
味覚障害に気づいた当日に、耳鼻科へ行き「副鼻腔炎」と診断されました。
抗生物質と整腸剤、去痰薬、亜鉛、ビタミンB12、漢方薬(当帰芍薬散)が1週間分処方されました。
耳鼻科ではCT検査をしたのでの診察代が5,000円近くかかった一方、薬は1,000円以内に収まりました。(3割負担)
処方薬を指示通り飲み続けると、翌日以降「10%→15%→30%→50%→70%」という体感イメージで劇的に回復しました。
現在(2023年夏)流行しているコロナは、感染者の8割に嗅覚・味覚障害が出て、大半が2週間以内には治ると耳にしました。私も味覚障害の発症してから2週間後には、ほぼ全快しました。
現在進行形で味覚障害にかかっている方は先が見えず不安かと思います。当記事を活用して栄養のある食事をとって、早く回復されることを願っております。
\味覚障害の回復後も亜鉛・ビタミン補給にこのサプリを欠かさず飲んでいます!/