こんにちは!佳琳です。
横浜・あざみ野にある日本料理店「馳走きむら」に行ってきました。
ミシュラン二つ星を獲得した有名店で、季節の食材を使った繊細な和食懐石を楽しめます。
実食したメニューを写真と共にレポートします!
アクセスと店内の様子
東急田園都市線・横浜市営地下鉄のあざみ野駅から徒歩約8分。
和モダンで落ち着いた雰囲気の店内には、7席のカウンターとテーブル席2つ、座敷が1つあります。
お店は完全予約制。一見さんは日時を指定した予約はできず、電話番号を登録してキャンセル待ちする必要があります。
今回、約9ヶ月間のキャンセル待ちを経て、晴れて予約・来店することができました!
和食懐石コース実食レポ(全9品)
お食事は13,000円または9,000円の懐石コースのみ。内容はお任せになります。
ドリンクメニューは以下の通り。
日本酒は「冷酒」「熱燗」としか記載されていませんが、詳細を尋ねるとその日用意されている銘柄をお勧めしていただけます。
今回は13,000円のコースを注文しました!以下、写真と共にレポートします。
とうもろこし豆腐
先付けは、とうもろこしを裏ごしして葛でかためた豆腐。むっちりした食感と、とうもろこしの濃厚な甘みが絶品です。
秋田県産・無農薬栽培の生じゅんさいが添えられています。チュルチュルした口当たりで喉ごし爽やか。夏らしい前菜でした。
ハモと久世なすの椀物
淡路産のハモと京都の久世なすを澄まし汁に浸した椀物。フタを開けると、柑橘の香りがふんわり漂います。
ふわふわのハモは、梅肉と相性ばっちり。久世なすは、箸で繊維がほどける柔らかさで、出汁の旨みを吸って極上の味わいです。
鰻の飯蒸し
お凌ぎは、鰻の飯蒸し。皮目はパリッと身はふわふわの鰻。
ふっくら炊き上げられた餅米が鰻の旨みとタレを受け止めて美味。
お造り
北海道根室産の紫ウニ、京都・舞鶴で水揚げされたダルマイカのお造り。壱岐で水揚げされた90kgサイズの本マグロは赤身とトロを楽しめます。
生魚を食べられない同行者には。エゾアワビのお造りが提供されました。アワビの肝醤油も添えられており、アワビ尽くしです!
賀茂なす田楽と白ずいきの出汁浸し
トロトロに焼き上げられた賀茂なすは、焦げ目のついた味噌だれと合わさって濃厚な味わい。
白ずいき(※里芋の葉柄)は癖がなくシャキシャキした食感で、出汁の旨みを吸っています。おろし生姜でさっぱり。
毛蟹とトマトのジュレ掛け
ジュレがけがお洒落な酢の物。シソの花が添えられています。
ほぐした毛蟹と蛇腹きゅうりがジュレに絡んでさっぱりした味わい。
静岡産アメーラトマトは高糖度で、ジュレに負けない濃厚なコクを感じます。
スズキの煮おろし
スズキ、黄色ズッキーニ、万願寺とうがらしを焼いて、出汁が効いた大根おろしをかけた一品。
魚介と野菜の優しい旨みが口いっぱいに広がります。
鮎の炊き込みご飯
土鍋で炊いた鮎の炊き込みご飯。写真は3人前の量です。
緑の葉は蓼で、鮎料理に定番の薬味。鮎の身と肝を丸ごと炊き上げて、骨からの出汁で米粒が茶色っぽく色付いています。
鮎の皮についた焦げ目が香ばしく、滋味深い美味しさ。
止め椀は赤だしのお味噌汁。香の物は長芋の梅酢漬け、きゅうりの漬物、たくあんで、さっぱり。
食べ切れなかった炊き込みご飯は持ち帰りできるとのことでしたが、美味しくて全部平らげてしまいました!笑
桃のコンポートと杏仁豆腐
桃のコンポートのシロップをシャーベット状にしてトッピング。シロップ自体に桃の甘さと風味が移っていて美味しい。
シャーベットを食べ進めると、ミルク感が強い杏仁豆腐とデラウェアが登場。様々な風味と食感を楽しめるひんやりスイーツでした。
食後に温かい緑茶が提供され、ほっと一息。全9品のコースはどれも美味しく満腹になりました。ご馳走様でした!
終わりに
お会計は一人13,000円(税抜)+飲み物代で、お支払いは現金のみ。
夏を感じる食材を使って丹精込めて作られたお料理は、全て絶品でした!
また、女将さんのテキパキした対応と心配りが魅力的でした。丁寧な料理説明と気さくな会話でリラックスできました。
お食事の満足度もさることながら、お料理を盛り付ける和食器がどれも素敵で、目を楽しませてくれます。
なかなか予約が取れないお店ですが、一食の価値ありです。記念日の会食に再訪したいです!
店名 | 馳走 きむら |
住所 | 神奈川県横浜市青葉区美しが丘5-14-1 サミット美しが丘 1F |
営業時間 | [火〜金・日] 11:30〜14:30/18:00〜21:30 [土] 18:00〜21:30 |
定休日 | 月曜日 |
TEL | 045-901-2606 |
支払い | 現金のみ |